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腰痛ブログ

腰痛の治療法に対する説明と注意点を紹介しています。
超音波療法
超音波療法
質問
漁師が魚のいる位置を確認するために、超音波はどのようなものに利用されているでしょ
うか?
答え
魚群探知機

説明
超音波とは何でしょうか?実は人間が聴き取れる音には限界があります。約20ヘルツから2万ヘルツまでが人間が聴こえる音の範囲と言われています。コウモリが暗闇を自在に飛び回ることができるのは、超音波で物体の位置を確認することができるソナーを持っているからです。最近では魚群探知機などにも利用されています。人間の耳で聴き取れない音、つまり20万ヘルツより高い音が超音波と定義されています。超音波療法は超音波の特性を利用した治療器具です。超音波には人体にどのような作用があるのでしょうか?超音波には非温熱作用と温熱作用があります。非温熱作用とは音の振動による作用です。水面に向かって大きな声を出すと、水面が波立ちます。音には物を振動させる作用があるからです。超音波の振動エネルギーを利用して、マッサージと同じような効果が得られます。人の手でマッサージするよも、細かくて速い押圧を加えることができます。温熱作用とは摩擦熱による作用です。寒いときに手を擦り合わせると、手が温かくなるのと同じです。細かい振動により摩擦を起こし、熱を産生するのです。

生理作用
◯痛みの緩和
温熱療法には痛みの緩和に効果があると考えられます。
◯関節のこわばりを和らげる
温熱療法には筋肉あるいは関節などをやわらかくする効果があると考えられます。そして
超音波は深部にまで到達することができます。深部にある筋肉あるいは関節などにも効果
を発揮します。
◯治癒を促進する
温熱療法には血液循環を増やしたり、損傷部位の酵素の働きを高めたりする働きがあると
考えられます。特に超音波には皮膚の潰瘍・外科的に切開された皮膚・腱・骨折の治癒に
効果があるという研究があります。
◯皮膚に塗った軟膏の吸収を促進させる
フォノフォレシスと呼ばれている治療法で、皮膚に塗った薬剤の浸透を強める働きがあると考えられます。
◯カルシウム沈着の再吸収
肩関節のカルシウム沈着物の除去が報告されているが、また十分な根拠がありません。
◯その他
急性帯状疱疹ヘルペスの痛みの緩和に効果があるという報告などがあります。

副作用
やけど
超音波による副作用として最も多いのがやけどです。使用上の注意をよく読みましょう。

注意
ギックリ腰を起こしてから3日以内は炎症がひどくなる場合があるので、温熱作用を起こす強さの超音波は控えましょう。また妊娠中の女性は使用を控えましょう。市販の超音波治療器を使用する場合は、必ず使用上の注意をよく読んでください。他の病気を患っている人は使用できない場合があるので、自己判断で使用するのは控えましょう。

結論
超音波療法では超音波のミクロマッサージ作用と温熱作用を利用しています。医療現場では皮膚に塗った軟膏の吸収を促進させる目的で使用されたりしています。しかし超音波の人体に対する働きは十分理解されていません。急性腰痛に対する超音波の治療効果を評価する文献はほとんどありません。症状の一時的緩和を目的に使用し、他の治療法と併用することが望ましいと考えられます。超音波は急性腰痛に対する治療法としてある程度お勧めできます。

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